Amazonと戦わないショッピングモールを目指そうぜ!!

2018/12/7

ジャイロ総合コンサルティングの渋谷雄大です。

昨日は茨城県内のショッピングモールの代表者の方々に向けたSNS活用セミナーでした!

10名ほどの方にご参加いただき2時間、わかりやすく楽しくお話しさせていただきました。

ショッピングモールの印象って?

セミナーがはじまる前にTwitterでショッピングモールの印象を聞いてみました。

夫婦2人で寛げるようなお店も欲しい。
地方では必須。
年配者のお散歩コース。
土日はテーマパーク。
若者にとっては面白い場所ではない。
駐車場が混んでいる。
冷たい印象。
値段が高い。
同じような店構え。
子供連れの親にとっては便利。

色々な意見がものの1時間でたくさん出てきました。

昨日のSNSセミナーでお話ししたのも実はこのような内容に沿ったものでした。

Amazonと競合しても絶対に勝てない

多くのショッピングモールの品揃えをみていると、結局、Amazonと競争しているように見えてくるんです。

ショッピングモールで買っても、Amazonで買っても結局は同じ。

だったら家で買えるAmazonを選んでしまうよなって。

ショッピングモールはショッピングモールらしい企画を考えないと生き残れないんです。

無意味さとふざける力

Amazonは徹底的に意味のあること(効率化)。

でも時代は無意味さやふざける力を求めています(非効率化)。
ちょっと面白い無意味なイベントやちょっとふざけたイベントなんかを求めています。

ショッピングモールは徹底的に暇つぶしにくる場所になった方が良いんです。
あそこに行けば何か無意味なふざけた面白いことをやっているみたい。って伝われば良いんです。

そういうことをTwitterやInstagramなどのSNSの乗っけることで、遠くから暇を潰すために訪れるお客様は増えるんです。

面白そうな場所には、人は遠くでも行ってみたくなるものなんです。

で、面白そうっていうのは、無意味さと連動しているんです。
意味があるものって、真面目だし楽しくはないんです。

ショッピングモールの代表の方にもお伝えしてきました。

今のショッピングモールは楽しくない!って。

たしかに売上は厳しくなってきていて、即売上に結びつけたいと考えている方は多いと思います。
「すぐに売上につなげたい」という意味を持たせている。のでお客様はそういうところを敏感に察知します。

売上につなげるためには、人に知ってもらい、来店してもらうことが必要です。
まずはつい足を運びたくなる場所を作って欲しいわけです。

こればかりはAmazonで実現させることは難しいわけです。
なにせ意味のないことをやるわけですから。

無意味やふざけるは人の目を集めやすい

無意味やふざけている人って、人の目を集めやすいですよね。

今のように、極限まで時間が効率化されて、すべてに意味を求められている時代に、無意味なことをふざけてやっている人のことを心のどこかで羨ましく感じているんです。

自分と真逆の人ってやたら気になりますよね。

アンチなんかもそうです。

あの人大嫌い!って思う人がいたとして、何かやるたびにその人の行動を見てしまうんですよね。

逆ファン状態です。

でもその裏側って、どこかに自分ができないことに対する憧れがあるんです。
だからアンチっていうのはファンと表裏一体なんです。

そういう意味で言えば、意味ばかりを求められている時代に無意味さを追求するというのは大手ショッピングセンターやAmazonと真逆の取り組み=逆張りの発想と捉えましょう。

客層の統一はいらない

もう一点。
客層の統一感が大切だ、と言われていますが、実はいまこれってとっても危険です。
客層を絞り込んでしまうと、リスクが跳ね上がります。
その客層が離れてしまえば、一気に売上に影響してしまいます。

本当のことを言えば、ショッピングモールは雑多な客層が入り乱れることが大切なんです。

今やテナントごとにSNSで独自集客できる時代です。
テナントごとの色を明確にだして、それぞれの店の客層をあつめることに注力するんです。
多様性の時代と言われていますから、ひとつのショッピングモールにさまざまな客層にあった商品やサービスがあるって刺激的です。

ただしひとつひとつのテナントが集める客層は思いっきり絞っておく必要はありますね。

そうやっておくことで一過性のブームで終わらせないショッピングモールになっていけるんです。

時代は大きく変わっている中で、客層戦略も変えていく時代です。

ぜひ色々と取り組んでみてくださいね。

茨城県ショッピングモール向けSNS活用研修の模様


Amazonと戦わないショッピングモールを目指そうぜ!!

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