ジャイロ総合コンサルティングの渋谷雄大です。
今日は群馬県商工会連合会主催の6次産業化セミナーでマーケティングとSNS活用についてお話しさせていただきました。
80名ほどの方にご参加いただきました。
作ってからではもう遅い
結構多いのが、商品を作ってから誰に売ろうか?を考える事業者です。
まず商品を作る。
この発想。
もうダメです。
高度経済成長期と呼ばれる時代の商品開発です。
この時代であれば、この方法で十分結果をだすことができていました。
理由は「先読みしやすい」からです。
釣りで言えば「イワシ漁」みたいなものでしょうか。
群れで泳いでいるイワシを魚群探知機で見つけ出し、そこに一気にまき網で引き上げる方法です。
高度経済成長期は、消費者がみんな同じ方向を向いていました。
みんながテレビを買う。
みんながおなじテレビ番組を見る。
みんながおなじ時間に夕ご飯を食べる。
みんながおなじお店に殺到する。
みんながジュリアナ東京にいく。
モーレツ社員なんかも同じです。
日本全体が、おなじ目的のために突き進んでいた時代です。
みんなおなじ方向に泳いでいるのですから、少しだけ先回りをして商品を置いておけば良いだけです。
一方で、今の状態は「アユ釣り」みたいなものでしょうか。
とっても警戒心の強い鮎。
ばらばらに行動している単独行動。
しっかりと個々の鮎のポイントを見極めながら、さまざまに仕掛けを変えながら釣り上げる。
※釣りは全然やったことがないので何となくです。クレーム言われても困りますのでw
適当に投げ入れてもお客様にはカスリもしないわけです。
鮎の性格や状況に合わせて仕掛けをこまめに変えながら、狙うのが今の商品開発です。
まずはお客様の思考を見極めることです。
その見極めの中から売れる商品というものができてくるんです。
商品を作ってから売り先を決めてももう売れません。
ではなく誰に売りたいか?を先に決めてから、ターゲットが喜ぶ商品やサービスを作っていきましょう。