ジャイロ総合コンサルティングの渋谷雄大です。
ただいま創業塾(創業スクール)シーズンで、多くの創業希望者の創業成功のお役に立つべく全国行脚しています。
昨日は、綾瀬市商工会であやせ創業スクール(全5日間)。
一昨日は、名古屋商工会議所の創業塾を担当。
経営者(社長)の役割とは?
では創業して経営者になるというのは一体どういうことなのでしょうか?
どんな役割があるのでしょうか?
私が考えているのは、
会社が失敗する(潰れる)のはすべて社長のせい。
会社がうまくいくのはすべて社員のおかげ。
だと考えています。
経営者の最大の役割は「会社を潰さないこと」ではないでしょうか。
経営者がまず考えるべきは、この先幾度となくやってくるであろう「不測の事態」への準備にほかなりません。様々なリスクがやってきます。そういう可能性を洗い出し、いざとなった時の手を考えて(打って)おくことです。
時代の変化が激しい時代ですから、何が起こるかわかりません。
今の大口取引先との取引が無くなってしまうかもしれません。もちろん必ずしも起こるわけではないですが、仮にそういうことが起こったとしても耐えられる対策を打っておかなければなりませんね。
社員が持ち逃げするかもしれません。そう考えておけば、持ち逃げできない仕組みを今から作っておけば良いわけです。
まず経営者は潰さないための対策を確実に打つことです。
逆に、会社が成長する(成功)のは社員の力が必要不可欠であると考えています。
成功するのはある意味で運の要素が強いのではないでしょうか。
正直、狙って当てられる時代はすでに終わっています。様々な手を打ちながらヒットを探していくことが今の時代のキーワード。だとしたら社員の力で色々な手を打ち続けていくことしかありません。
その中で、ある意味でタマタマ(偶然)に当たったらラッキーということです。
そしてそのタマを当てやすいのは社員。理由は、現場を良く見ているからです。現場を良く観察することで様々な手が思いつきます。現場感覚を忘れた経営者がどんなに手を打っても外れる可能性は高くなる。
だから現場の声を手に加えるわけです。
良いですか。
経営者はまずは潰さないことに最大の力を入れるということです。