小さな起業でも事業計画書が必要な2つの理由と事業計画を簡単につくるおすすめの方法

2019/5/23

ジャイロ総合コンサルティングの渋谷雄大です。

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起業に事業計画書は必要なの?

今回のふなばし起業スクールのもうひとりのである高田講師がこんなツイートをしていました。

事業計画書は誰のためにあるのか?というツイートです。

小商いやマイクロ起業を考えるときに、事業計画書みたいな大げさなものは必要ないんだよね。って思われる人も多そうですよね。

でも私は小さい起業ほど「事業計画書モドキ」は作っておいたほうが良いと考えています。

理由はいくつかありますが、その第一は、第三者を説得するためです。

実は、起業するときに高い壁になるのが「家族の理解」だったりします。家族が説得できずに起業・創業を断念する方も非常に多いんですね。

ではなぜ家族は反対するのか?ってことです。

一番の理解者でもあり、一番の利害関係者でもあります。

いきなり旦那が、大手企業をやめて喫茶店を開く!と言い出したら誰でも反対するでしょう。そりゃそうです。

いっときの気の迷いで大手企業をやめられたら堪らない。

その気持ちって、とてもよく分かるんです。

私もこういう仕事をしていると、受講者から熱く夢を語られることがあります。

夢を持つことや夢を語ることってとても大切です。

ただし「語るだけ」で終わっている人がとても多いんです。

私が「そこまでやる気があるんですね!どんな計画なのか?どんな構想なのか?見せてもらえませんか?」って聞くと「ありません。」。

ただ「頭の中には出来上がっているんです!信じてください!」と言われるんです。

正直にお伝えします。

「口では誰でも言えるんです。人を説得するにはご自身の覚悟が形として見えることが大切なんです。」

口だけで説明しているうちは誰も説得できません。

私は、家族を説得できないのは、家族に覚悟が見えていないことが原因だって思っています。

覚悟の見せ方はそれぞれですが、その一つが事業計画書だと思っています。

口先だけではなく、苦しみながら、様々調べる。調査をする。そうやって事業計画書を少しずつ仕上げていく。
そうやって苦労して作った事業計画書は十分な説得材料になるはずです。

覚悟の表れが、事業計画書なんです。

言葉だけで相手を説得しようとしていませんか?相手だって信じたくても信じられないんです。

まずは事業計画書を作って覚悟をみせましょう。

見える化して不安を小さくするのも事業計画書の役割

そしてもうひとつは、見えるようにしてあげることで、不安の種に気がつくことができるというメリットがあります。

頭の中で漠然と考えている状態って、とても不安を感じやすい状況です。

漠然としているものに対して人は不安を感じるんです。

見えないものに人は不安を感じるんです。

幽霊なども同じです。見えないし、分からないから不安や恐怖を覚えるんです。

起業も幽霊と同じようなものです。

まだ自分自身で起業したことがないわけですから、実態のない幽霊と同じ。

だからとても不安と恐怖を感じるんです。

その不安を消すために必要なことは、事業を「存在させる」ことしかありません。

事業計画をつくることで、未来の事業を予め存在させるんです。

たとえ、仮の事業でも構いません。

未来の形を作ることで、何を今検討すべきか?何が課題なのか?を明確にすることができます。これだけでも不安を消すことができます。そして前述したような家族も幽霊から実体化することで安心材料とすることができます。

未来の事業を形にして、幽霊から脱却するためにもぜひ事業計画は作りましょう。

おすすめは紙芝居

最後にひとつおすすめの方法があります。

紙芝居を作ることです。

起業から成長までのストーリーを予め紙芝居で作ってみるんです。

このときに大切なことは、良いことばかりではなく、悪いことも紙芝居に入れてみるんです。

例えば、2年目に会社の社員が持ち逃げをする。とかです。

会社の経営をしていくと、さまざまなトラブルに遭遇します。

それを予測して、乗り越えるまでをストーリーで考えていくんです。

そうやって物語で未来の事業展開を考えていくんです。

堅苦しい事業計画書を作る前に、紙芝居のようにビジュアル的にまとめてみるんです。

そこから事業計画書に落とし込むんです。

ぜひ紙芝居型事業計画書を作ってみましょう。


小さな起業でも事業計画書が必要な2つの理由と事業計画を簡単につくるおすすめの方法

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