素人講師とプロ講師の違いは?

2019/5/20

ジャイロ総合コンサルティングの渋谷雄大です。

昨日はジャイロで講師養成講座を行いました。
全5回の講座。
各回定員は5名。
10時〜16時半までほぼ休みなし(昼以外)
で本気で学んでいただく内容なんです。

午前中は、私と大木ヒロシの2名が人を惹きつける講演の超具体的なノウハウをお伝えし、午後はその講座を踏まえて受講者のみなさまに模擬セミナーをしていただくというものなんです。

この講座は我々も超本気でして、模擬セミナーに対する我々の講評もかなりストレートに辛辣なアドバイスをさせて頂くことが多い。

正直、1日受け終わると、私たちも受講者のみなさまもヘロヘロになります。

講師には誰でもなれます。
しかし本当にプロとしてやれている講師はほんのひと握りです。

講演はやる気のない人を引き込めるかどうか

講師業をやっていると、まったくやる気のない人たちが参加する講演会に講師として呼ばれることも多いです。こういう場で、受講者のやる気を引き出し、具体的な一歩を踏み出してもらうことがプロとしての私たちの仕事です。

もともと知り合いの中で話す場合がありますが、これってただの仲良しクラブと同じで普通にやっていても評価は高くなりやすい。講師としてスキルアップするのであれば、全く知らない受講者(できればやる気のない受講者)の前で話してみることをお勧めします。

講師という仕事は、さまざまなシチュエーションで話をしなければならないため、最悪の状況でも最良の結果を残せなければならないんですね。

素人とプロの違いは、どんな状況であっても、70点を出せる人です。
環境が悪ければ40点、調子が良ければ90点では成り立ちません。

どんな状況であっても、コンスタントに結果を残せる人をプロと呼びます。

講師は100回のうちの1回のセミナーかもしれませんが、主催者や受講者にとっては大切な1回です。
講座の内容が悪ければ、主催者の担当者は上司から怒られる。受講者は悪い口コミを流す。

講師にとっては100分の1。
主催者にとっては1分の1です。

ですから講師としての安定感をどう出していくかって重要。
そのための準備の方法なんかも今回お話しさせていただきました。

伝えたいことではなく知りたいことを話せ

これも昨日の講師養成講座でお話ししたことですが、講師の多くは「伝えたいこと」を話しているケースが多いです。

自分の知識から伝えたいことを勝手にピックアップして伝えてしまう。
でも受講者が知りたいことは別だったりします。

商工会や商工会議所で主催するようなセミナーの場合、受講者の多くは経営者です。
経営者が知りたいのは、論理ではない。
どうすれば儲けにつながるのか?です。

だから◯◯理論とかはどうでも良いわけです。

一方、講師側は知識が豊富であるがゆえに、難しい理論理屈をこねくり回す傾向がある。

そして受講者がその話に興味を持って耳を傾けているかなんてどうでも良い。

自分が伝えたいことだけを話し続ける、一方通行のプレゼンテーションになる。

セミナーや講演会は、プレゼンテーションではないんですね。

コミニュケーションです。

話し手と聞き手との対話によって成立するものなんです。
もしそうでなければ講師は不要ですし、受講者は資料だけもらえば良くなります。

わざわざ講師が登壇し、受講者が参加する意味。
それは、受講者が知りたいことに講師が答えることができるってところです。

いやいや「私は話している」という講師の方も多いです。
実際にたくさんの講師を見てきていますが、その半分以上が勘違いしています。
理由はかんたんで、主催者や受講者は本当の感想は言わないからです。

講師という立場ですから、面と向かって意見を言うことはほとんどありません。
大抵や「良かったですよ」「問題なかったですよ」という建前論で終わります。

だから勘違いするんですね。

講師としての評価はただひとつ。

「次の依頼が来るかどうか?」だけです。

次の依頼が来ると言うことは、主催者や受講者が聞きたいことに応えられたと考えて良いのではないでしょうか。

ぜひ講師として頑張ってください。

ふなばし起業スクールにも来てください

もちろん講師をしたい人にとっても参考になる講座です。
船橋周辺の人はお待ちしていますね!

ふなばし起業スクール | 創業起業フォーラム


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