ジャイロ総合コンサルティングの渋谷雄大です。
当社にもキャッシュレス決済対応セミナーのお問い合わせが増えています。
ということで、早速、最新版のテキストを作成しているのですが、調べれば調べるほど中小企業のキャッシュレス対応は必要であるということが分かってきました。
国も2025年までにキャッシュレスの決済比率を40%まで高める目標を立てています。
ですので様々な事業者がキャッシュレス決済のキャンペーンを張っています。
昨年末に話題になったPayPayの100億円あげちゃうキャンペーン(12月4日開始)ですが、そこからキャッシュレス決済の認知度は一気の上昇しました。
詳しくはこちらをご覧ください。
上の情報だと、12月7日が36%だった認知度は、12月21日には67%と急上昇し、一気に認知度が高まったと言えます。確かに渡しもテレビで毎日のようにPayPayのCMを見ていたような気がします。
そしてGW中に話題になったのが、メルペイのキャンペーンです。
メルペイ50%還元キャンペーン。しかもセブンイレブンだと70%還元というとてつもないキャンペーン。
セブンイレブンだと3,571円を買うと、2,500ポイント還元されました(上限2,500ポイント)。
今後このようなキャンペーンは増加していきます。
国はいま、キャッシュレス・消費者還元事業という事業を行っています。
事業者は、端末導入負担ゼロ、決済手数料負担という事業です。
そして10月からの9ヶ月間はポイント還元5%されるわけですから、消費者としては当然、キャッシュレス決済に流れていくのは当然です。
消費税増税で10%になったとして、キャッシュレス決済を導入せず現金決済のみ対応していれば10%。キャッシュレス決済を導入していれば実質5%となります。
現金なら消費税は2%アップ。
キャッシュレス決済なら消費税が3%減る。
となるなら、普通のお客さまならキャッシュレス対応のお店へ流れるのは当然です。
様子見をしている事業者もまだまだ多いようですが、ギリギリになると参加を希望する事業者は多くなりますので、当然、導入まで数ヶ月を要するなどというケースも出てきてしまいます。
キャッシュレス決済対応は、いますぐにでも対応しておかないとお客さまの減少につながるのは確実です。
サイゼリアやセブンイレブンも同様
サイゼリアの苦戦は私もこのとおりだと思います。クレジットもキャッシュレス決済も未だに対応していない。しかも中途半端な金額なのでお釣りも増える。そういう現状がサイゼリアの苦戦につながっていると感じています。
セブンイレブンも、今回、メルペイの件で少し対応したようですが、そもそもPayPayなどのQR決済への対応が進んでいません。おそらくnanacoの関連などがあるのですが、ツイッター上では結構こういった声がでています。
そういえば、コンビニの出費をほぼpaypayにした結果、必然的にpaypayが使えないセブンイレブンの利用が激減した(ここ2ヶ月で1回も行ってない)。
セブンイレブンは独自の電子通貨を推したいからか、paypayもLINEpayも対応してないんだよなあ。電子通貨の規格争いはコンビニの勢力図を変える、かも。— 久住みずく (@kuzumimizuku) May 4, 2019
キャッシュレス決済対応については、中小企業ほど早く導入したほうが良いです。
導入しないという選択肢はないくらいです。