ジャイロ総合コンサルティングの渋谷雄大です。
昨日は兵庫県の加西市商店連合会で消費税転嫁対策セミナーをさせていただきました。
消費税増税までにやっておくこと
消費税が10%になるのは今年の10月です。
商店街としても消費税増税に対応していく最期のチャンスです。
昨日は、私の登壇前ににPayPayの方がPayPay導入について説明をさていました。が、みんな反応がないんです。
その説明後に登壇させていただいたのですが講座がはじまってまずお伝えさせていただいたのは時代の変化に柔軟に対応する姿勢です。
私自身、以前は全国の商店街で講演会や支援などさせていただいておりました。その時に、あまりにも保守的で新しいことに対する取り組みに受け身になっている商店街が多かったことが思い出されました。
そしてそう言う商店街が必ず言うことがあるんですね。
それは「なんであの時やっておかなかったのだろう?」というフレーズ。
そのフレーズのあとにでてくるのが「大資本はずるい」「時代が悪い」という言い訳です。
後からどんなに嘆いても、あとの祭りです。
物事にはタイミングというものがあります。
早すぎても遅すぎてもいけません。
必要なタイミングで必要な対策を打っていかなければダメなんです。
そしてPayPayは今が必要なタイミング。
消費税が10%に上がるギリギリのタイミングで取り組むべきことであるはずです。
そういう主旨のお話しをさせていただき、みなさん最後には前向きに捉えてもらえました!(もちろん私はPayPayの回し者ではありませんので)
消費税増税までにやっておくこと
では実際に消費税増税までにやっておかなければならないことはなんでしょうか?
仕事の効率化
日本のGDPは世界3位です。
一方で一人当たりの生産性は世界25位です。
これまで一生懸命に働く。という美徳がありましたが、実際のところひとりあたりの生産性は世界の中ではかなり低いんです。
ですからまずは働き方を変える必要があります。
業務を効率化して、時間を生み出す必要があります。
国がIT導入補助金・軽減税率対策補助金という制度を準備しています。
まずはこのような補助金を活用して(しなくてもいいです)仕事の効率化を図る。これが最優先です。
理由は簡単です。
「忙しい」が理由になって新しい手を打てなくなるからです。
新しい手を打つためには、自分の時間の使い方を変える必要があります。
手打ちレジからタブレットレジへ。PayPayや効率化のシステムをいれることで時間を生み出してください。
商品や店舗のリニューアル
単純な値上げでは、お客様は当然ながら上昇分を気にされます。
比較する対象は、
消費税増税前のあなたのお店と
消費税増税後のあなたのお店の比較です。
同じ商品やサービス、品揃えが単純に値上げされていたら誰だって気にするはずですね。
ですから新しい商品を仕入れて品揃えを変えます。
商品のパッケージや内容量を変えるなどして、元のお店とは変えてください。
そうやって変えることで、単純な値上げではないという訴求をすることです。
新しい情報発信手段
今いるお客様だけではなく新しい顧客にアプローチできる情報発信手段を模索してください。
情報発信手段を変えれば、やってくるお客様の層も変えることができます。
価格に敏感な客層が相手であったのであれば、そうではないお客様をあつめる発信手段を考えるんです。
できれば先程の商品リニューアルも、新しいお客様に向けた商品も考えてみてほしいです。
新しいお客様にとっては、そのお店ははじめてですから消費税増税と関係なくなりやすいです。
そしてまもなく小規模事業者持続化補助金という補助金がはじまると思います(おそらく)。
平成30年度予備費予算 被災地域販路開拓支援事業 小規模事業者持続化補助金 :: トップページ
この補助金は、新しい顧客開拓に必要となる販促費や商品開発費を補助してくれるものです。今回の持続化補助金は、消費税増税対策としての商品リニューアル、店舗リニューアル、新しい情報発信手段に使ってください。
これらの取り組みをしっかりすることでピンチをチャンスに変えるんです。
消費税転嫁対策は、制度を知ることも大切ですが、具体的に何をするか?を考えなければならない時期です。
前回の消費税増税では、駆け込み需要によって2%GDPが増えましたが、反動で5%GDPが下がったんです。今から具体的な取り組みをしていきましょう。
ぜひ商工会や商工会議所の担当者は、こういう話をしてあげてくださいね。
新しい情報発信手段Twitterでできたご縁
ということで、昨日は加西市商店連合会でお話しさせていただいたのですが、面白いご縁がつながりました。
加西市で活動されている井上万里亜さんをTwitterでたまたま発見。
彼女は加西市にゲストハウスを作ろうとクラウドファンディングをしている方でした。
詳しくはTwitterのやり取りを見た方が早いですが、彼女とTwitter上でやり取りが生まれ、そして井上さんと今回の主催者である宮本さんとも繋がっていた。
そしてその流れで最後には、山形の阪野正義くん(私の創業塾卒業生)と友達であったという展開になっていくわけです。
さらにそれを見ていた加西近辺の方々もコメントでやり取りが生まれるという流れに。
今日は兵庫県の加西商工会議所で講演会よ💖
で加西を調べていたら
井上万里亜(@m_language)さんの活動を発見商店街の皆さんって、知っているのかな?
こういう子を応援してあげることがこれから必要よね💖@nao_pure_nao @tocci928 さん知ってる方かな?https://t.co/QC0Xo79Grh— 渋谷雄大💖ちょっとだけ面白いハート社長☁ (@kukkin999) February 28, 2019
そしてこのツイートのインプレッション(表示数)は1,900。
少なくとも加西という街のことを複数の方が知ったということです。
そして井上さんの存在も多くの方に知ってもらえることになったんです。
新しい情報発信の手段としてTwitterの重要性を語ってきましたが、具体的にこういう風に繋がっていくことからも非常に活用幅の広いツールであることがわかると思います。
加西の商店街はTwitterをフル活用していくと思います。
変わっていく加西をぜひ見てみてくださいね。