中小小売店とSNS(ソーシャルメディア)活用

2019/2/15

ジャイロ総合コンサルティングの渋谷雄大です。

今日は前橋商工会議所のIT業務効率化セミナーです。
受講者は少人数のようですがしっかり張り切って行ってきます!

社長のノートという本を読みつつブログ更新です。

Amazonや大手量販店に中小小売店が生き残る方法

昨日は小売業向けにSNS活用セミナーをさせていただきました。

小売業ですから、競合はAmazonや大手量販店などでしょう。普通に勝負したらまず生き残ることは難しいでしょう。

もはや立地では勝つことは難しい。
価格についても規模の経済を活かして低価格で販売可能ですから難しい。
品揃えについても店の広さやそもそもネットには遠く足元にも及ばない。

そう考えてみると、小売業界は本来商品を仕入れて販売する仕事なのですが、商品力だけで生き残ることが難しい業界になりました。

ですから正面切って大手やネットに立ち向かうことは自爆行為。

逆に、中小小売業はゲリラ戦で勝負を挑みながら、大手やネットに満足しない客層を削り取っていくことです。

大手やネットは品揃えが多いだけに、目的がはっきりしている人にとってはありがたい一方で、なんとなく欲しい人にとっては何を選べばよいか分からない状況に陥りますよね。少し前まではAmazonレビューなどのクチコミが評価のひとつになっていましたが、クチコミの信憑性なども考慮するとそれでも迷ってしまいます。

中小小売店としては、このあたりがひとつの突破口になります。

迷っている人にとって大切なことは、何を選ぶか?ではなくって、誰に相談するか?なんです。

「その道のプロ」かつ「自分と相性が良い」専門家をさがしているんです。
そして信頼できる専門家を見つけたら、その人に相談しながら買いたいと思っているということです。

ただし残念ながら、その道のプロで自分と相性が良い人を見つけ出すのは、それほど簡単ではないですね。
クチコミなどの信憑性も低くなっている今、試してみないと当たりかハズレかが分からないんです。

SNSは最適な相性の専門家をマッチングをしてくれる

そこで登場するのがSNSですね。

SNSは日々の活動を発信しつつ、コメント(リプ)のやり取りを通じて専門性や相性を知ることができるツールです。

相性には様々ありますが、例えば「間」です。

相性が良い相手とは、会話の間が近いんですね。

話すスピードや長さと沈黙のタイミングが近い人って相性が良いんです。

SNSではやり取りの長さや間などを知ることができます。コメント欄でついついやり取りが増えてしまう、何ていうことがあるのですがそれはその人との相性が良いとも言えます。

あとは文章そのものから、その人の価値観を知ることができます。

同じような価値観をもっている人であることが相性の良い専門家を探す上では重要ですね。相手の価値観を知るというのはSNSがなかった時代、とても大変でしたよね。今はその人のSNSをさかのぼることで価値観を事前に知ることができます。

SNSというツールは、事前に専門性や相性を知ることが可能なツール。

そうやって本当に信頼できる専門家を見つけることができるSNSを中小小売業が取り組んでいないというのはとてももったいないです。

もはや店で待つ時代は終わりです。
こちらからお客様に向かって、自店の価値観を発信していきましょう。


中小小売店とSNS(ソーシャルメディア)活用

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