SNS禁止は逆効果。遠ざけるのではなく、よく知ることが先決です。

2019/2/13

ジャイロ総合コンサルティングの渋谷雄大です。

怒涛の大阪→下関ツアーが無事に終了しました。

大阪ではチラシセミナー。下関では1日かけてLINE@とチラシ活用について学んでいただきました。

大阪ではセミナー前に少し時間があったのでTwitterをキッカケにお知り合いになったTOMORROWGATEの西崎社長のオフィスへお伺いさせていただきました。

企業にとって本当にこと。社員やクライアント、そして何よりも西崎社長自身が楽しんで経営をしている様子が伝わってきたとても素晴らしい会社でした。今後共宜しくお願いいたしますね。

そして今日は下関市と中小企業大学校主催の研修会(3日コース)の最終日でした!

今回の3日間の研修はとにかく個別コンサルティングの延長みたいな研修でした。3名(今日は4名)の受講者に対して、ひとりひとりの課題や質問に答えながら進めていくスタイルにさせてもらったので、正直、話がどう逸れていくかは研修がはじまるまでは全くわかりません。

そんな中で、個々の悩みに答えながらの3日間。

今日の午後はチラシ作成のノウハウをお伝えしたあとは、受講者の事業のチラシ作成を具体的にアドバイスしながらチラシのラフ案を作成していきました。

今回の3日間の研修は、ガチッと内容を決めたものではなく脱線しつつでしたが、みなさんの悩みには十分応えることができたように思います。3日間ありがとうございました!

【受講者のTwitterはこちらです】

SNS禁止は逆効果である

これだけ老若男女に浸透しているソーシャルメディア。
アルバイトの炎上事件が頻発しています。

1000%彼らが悪いのは当たり前として、だからといって安易なSNS禁止や規制では何ら解決にはなりません。

ソーシャルメディアはもはやインフラであり、企業にとっての有効なブランディングツールです。人は、Google検索の前に、SNS検索で企業の評価をチェックする時代です。

例えば、従業員のソーシャルメディア活用を規制したとしても、お客様のSNS活用を規制することはできません。

そう考えると、単に禁止したり規制するのでは根本解決にはならない。

おそらく今の状況は、古いルールが新しい市場に適応できなくなり起こっている問題。古い世代のルールと新しい世代のルールとが大きく乖離して起こっている問題。

そもそものリテラシーに差があるのが大きな問題です。

炎上事件を起こした若者の中には、まさかこんな大事になるとは思わずに投稿した人もいます。

想像力の欠如といえばそれまでですが、企業(経営陣)は想像力の差がどれだけあるかを把握しておく必要があります。

そしてもう一つ。

経営陣がSNSから遠ざかり、倦厭しているということです。
「俺たちはSNSなんてよく分からないから」
「世代が違うから」
「なんだか怪しそうだから触りたくない」
現場で起こっていることを肌感覚で理解しない限り、適切な対応法は見つかりません。それどころかピント外れの対応策ばかりが横行しはじめる。

マニュアルを作ろう。
SNSを禁止しよう。

などです。

経営者自身がSNSを知らないまま、対策を講じることがナンセンス。

それよりも彼らのリテラシーの度合いや、なぜ炎上動画を投稿してしまうのか?を理解納得できるような教育体制が重要です。

企業が行なっているコンプライアンス研修などの教育では、形式ばかりのものであったり現実から乖離しているものも多い。
SNSがインフラとなっている今、SNSを単に遠ざけるのではなく、それを活用する人材がしっかりとSNSに向き合いリスクとメリットをしっかりと学ぶ機会を作っていかなければなりません。

なによりも経営陣がSNSになれ親しみ、肌感覚でつかむことが大切なのではないでしょうか。

すかいらーくグループのバーミヤンの、タバコの火をコンロで付ける事件。投稿されたのは2018年前半。発覚したのがつい最近。

SNSで起こった不祥事事件は、早期発見に早期対応が鉄則です。

日々、前向きにSNSに向き合っている企業であればこのように発見が遅れることはなかったのではないでしょうか。

知らないというのは、それだけでリスクが跳ね上がるものです。


SNS禁止は逆効果。遠ざけるのではなく、よく知ることが先決です。

ツイート シェア LINEで送る