つながりを変える勇気を持とう!

2019/2/5

ジャイロ総合コンサルティングの渋谷雄大です。

昨日は愛知県の東浦町商工会で事業承継セミナーをさせていただきました(といっても結局Twitter講座になってしまいましたが)。

多くの方にご参加いただき楽しみながら受講いただきました!

講座が夜だったので名古屋に早めにはいってTwitterでつながった方たちに会ってきました!

つながりを変えていく勇気を持とう

FacebookからTwitterやInstagramへユーザー層の流出がはじまりつつあります。
なので私自身は、メインのやり取りをFacebookからTwitterやInstagramへと移しつつあります。

こういうことは以前から何回もありました。

私はもともとTwitterを10年くらい前にスタートさせたのがSNSのキッカケなんですね。

その後、Opepne(オープンピーネ)という独自SNSが一時期流行りました。私も受講者向けのSNSを立ち上げて一時期数千人まで増やしました。

ただその後、Facebookが登場したことにより多くのユーザーはFacebookに流れていきました。

で今またFacebookからTwitterやInstagramへの移動が始まってきているんです。

こういう流れは、これからも、今後も繰り返していきます。

スタンフォード大学の社会学者であるマーク・グラノベッターが1973年に論文で発表した「弱い紐帯の強さ(The strength of weak ties)」というネットワーク理論があります。

強いつながりとは、接触回数が多く、一緒にいる時間が長く、情報交換の頻度が多く、近い関係の人たちを指します。弱いつながりはその逆です。

要するに、色々と問題が起こっている○○協会などが強いつながりの組織そのものです。

強いつながりそのものは悪いものではなく、なにか物事を進捗させる上では非常に重要です。例えば、会社内の組織などは強いつながりがあるからこそ一致団結して行動につなげることができるわけです。

一方で、強いつながりは価値観を固定化させ、新しいものに対する抵抗力を強くしていきます。新しいものに否定的になり、現状維持を求めていく。新しい人の参加を拒み、今いるメンバーだけで楽しむ。という傾向が強くなっていきます。

しかもそれは本人たちが気がつけなくなるという、とても恐ろしい状況がやってきます。

実はFacebookというSNSの特性そのものが、強いつながりを作り出す仕組みです。友達上限5,000人という中で、同じような思考をもった人同士の交流が加速する仕組みなんです。

人は強いつながりだけでは、物事が固定化してしまいます。

マーク・グラノヴェッター氏は、弱いつながりからは、普段手に入らない情報を沢山手に入れることができる上に、新たな価値観同士がつながり新たな刺激へとつながっていく。弱いつながりを多く持つ人の方が革新的な活動が多いと言われています。

人は放っておくと、つながりを強くしていきます。集団で守りに入ります。

ですから意識的に弱いつながりを増やしていく必要があるんです。

例えばですが、川崎にある新岩城菓子舗さん

ここの徳植さんは昔から色々とやりとりがある方なのですが、商業界という雑誌の集まりに積極的に参加したり新しいセミナーに積極的に顔をだすなど、強いつながりを大切にしつつも常に弱いつながりを持つ活動をしつづけています。

ですから周囲の商店街は厳しくとも、新岩城菓子舗さんは繁盛店なんです。

和菓子業界にあって、革新的な新しい商品開発も常に行えるというのはそういう弱いつながりを常に増やし続けていることにあるんだと思って、勝手に尊敬しています。

SNSの主戦場を変えてまで同じつながりにこだわらない

なぜ私がTwitterへ誘導しているかといえば、Facebookのつながりが強いつながりになりすぎているからといえます。

TwitterやInstagramは弱いつながり中心のSNSです。フォロワー上限もありませんし、つながりも気軽にフォローし合う関係性です。

だからこそ弱いつながりを維持しやすいSNSなんですね。

にもかかわらずですがとってももったいない。

FacebookのつながりそのままをTwitterに置き換えるだけの方が多いです。

それならばFacebookでやり取りすれば良いだけです。

もちろん入り口としてはFacebookの仲間とのやり取りは重要ですが、それ以上に、新しい弱いつながりを作り出すために力を割いてほしいんです。

Twitterだからこそ繋がれる人脈を作らないともったいなさすぎる!!

強いつながりの怖さは、場所を変えても、同じ人達とやり取りをしてしまうという点です。

場所が変わったら積極的に新しい弱いつながりを持つこと。

私自身もこれまでそうしてきました。

同じつながりにどっぷり浸かることで、発想が固定化し、時代の変化に対応できなくなっていくんです。
コンサルタントとしては致命的な傷かも知れません。

それはコンサルタントだからとは関係なく、どんな業種業態であってもこれだけ流れの激しい時代です。
柔軟な価値観を持ちながら時代の波を楽しんで乗りこなしてみてほしいです。


つながりを変える勇気を持とう!

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