チームビルディング研修 チームを機能させて成功に導く条件

2019/2/6

ジャイロ総合コンサルティングの渋谷雄大です。

昨日は東京都内でチームビルディングをテーマに企業研修をおこなってきました。
企業研修なので写真はないですが、3時間の研修を楽しみながら体験してもらえたと思います!

チームビルディングを発揮する条件

チームビルディングといっても、現実問題、自社で本当に使えるのか?良く分からないという企業も多いのではないでしょうか?どうもベンチャー企業や先進企業だけがやっているようなイメージもあります。

正直に言います。

私自身もチームビルディングって言葉だけ聞けば、なんだかハイカラな言葉でうちの会社には関係ないよな。という印象でした。ただそもそも企業はチームの塊。

チームで動くことで生産性を飛躍的に高めることができます。

日本の一人あたりの生産性は世界25位。国のGDPは世界3位。

国としては上位ですが、ひとりひとりの効率で言えば非常に悪いのが現実です。

チームプレーが得意そうに見える日本人ですが、実は意外とチームプレーが苦手という事実もあったりします。実はひとりひとりでコツコツこなす方が向いていたりするんです。またはチームプレーではなく単なる馴れ合いとも呼べます。

そろそろ日本企業も本来のチームプレーを実践する時期に来ているんですね。

と言いつつ、チームビルディングが成立するためには条件があるんです。

それは、

キッカケが必要

特に問題がない状況では、チームとして動き出しません。何はともあれキッカケが必要です。

例えば、「大切な仕事なのにどうやっても納期に間に合いそうにない!どうにかしなくちゃ」

例えば、「大きなトラブルで企業の大ピンチ!なにか対策を打たないと会社が潰れる!」

のような危機的な状況がひとつのキッカケとなるケースが多いようです。確かに、現状で問題が発生していない状況であらためてチームビルディングに本気で取り組む企業が少ないのもわかる気がします。

必要性の認識

危機が訪れた際にまずやるべきことが、必要性の認識です。

その危機に対してどのような認識を持っているのか?をそれぞれのメンバー同士で一致させる必要があります。リーダーの元でそれぞれのメンバーがバラバラに感じている認識を言語化し、相互で一致させていきます。

必要性の認識がないままチームを走らせると、チームとして動き始めたときにムダな動きやトラブルの原因になってしまいます。

コミニュケーション

必要性の認識が十分に行われた(を行いながら)ら、コミニュケーションを深めていきます。

それぞれのメンバーの得意な側面や苦手な事。プライベートの悩みや問題。仕事に対する考え方など相互認識をより深めていくのがコミニュケーションの目的です。

進め方の調整

コミニュケーションを取りつつも進め方の調整と相互確認を行います。チームビルディングでは、相互の役割分担を明確にすることと、それぞれの得意不得意に合わせた配置が重要となります。

またボトルネックと言われるような重要なステップ(仮に留まった場合、全ての業務が停滞するような重要な手順)なども確認し、仮にトラブルなどで重要なボトルネックが発生した場合の支援体制なども決めておきます。

相互協力

実行段階です。進め方を慎重に決めたとしても予定通りに進まないことは多いはずです。メンバー間で進捗状況を確認しながら、遅れやミスなどを相互で協力し合いながら予定を進めていきます。

この際に重要なポイントとしては、決められたことだけをやるのではなく、声掛けしながら柔軟に配置を変えていくことです。特にリーダーが全体を把握しつつも、メンバー個々が業務の全体像を把握しておくことで自ら主体的に支援していく体制を作り出すことが重要です。

ある程度自らの判断で動けるように業務の進捗の見える化も重要なポイントとなります。

フィードバック

チームビルディングは一度で終わりではありません。当然、ひとつのプロジェクトが終わった際にはフィードバックは必要不可欠です。

良かった点や不味かった点、次回以降活かしていく点などを確認し、より良いチーム作りを目指していきましょう。

フィードバックで重要な点は、失敗を責めないという点です。終わったことに対して、責めるのではなく、次回に活かす方向で話し合いを持ちましょう。でないと自身の失敗を隠したりごまかしたりという事態が起こり本当の問題点が隠されてしまう可能性が生まれるからです。

チームビルディングというテーマは、非常にわかりにくいものではありますが、一方で日々の活動の中で組織力を高めていく上で非常に重要なテーマでもあります。

ちなみに演習はこんな感じで実施しました(チーム対抗戦で演習)。

このようなチームビルディング研修にご興味ある方はお気軽にお問い合わせくださいね。


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