ジャイロ総合コンサルティングの渋谷雄大です。
今日は高崎商工会議所で創業塾のフォローアップセミナー2日目。
前回は受講者全員に対して個別アドバイスをしましたが、
今日は売上を上げるための作戦の立て方をお伝えしてこようかな、って思っています。
売上アップの4つのポイント
売上を上げていくためにも4つの対策をバランス良く組み込んでいきましょう。
アツメル(集客・認知・キッカケ)
タメル(見込み化・交流・信頼)
ウル(営業・販売・提案)
ソダテル(紹介・拡散・リピート)
人それぞれ、得意な部分と苦手な部分があります。
集めるのは大好きだけど、育てることが苦手だったり、
売るのが好きだけど、貯める取り組みができなかったり。
4つの取り組みをバランスできている方は少ないんですね。
だからこそ苦手な部分に関しては、何が何でも自分でやるのではなく、パートナーや外注を組み合わせながら流れを組んでいく。
人口が減少していく中で、不特定多数にばらまくタイプの売り方は通用しなくなっています。
当然ですが、客数勝負(薄利多売)のビジネスは厳しくなっています。
少人数のお客様を大切にしていくこと。
そこから次のお客様を獲得していく対策から考えます。
その次に、売り方、信頼獲得の方法、認知してもらうための方法。と遡って考えていったほうが良いです。
歩留まりの良い客層を見つけるのが先
そしてもっと重要なことが、そもそも誰に知ってもらうか?ということです。
ソダテルから逆算して、誰に知ってもらいたいか?を決めていくんです。
長くお付き合いできるお客様は誰なのか?
あなたと1番相性の良い客層は誰なのか?
それをまずは考えます。
どんなに魅力的な客層であっても、売り手(あなた)との相性が悪ければ、歩留まり(言い方悪いですか?)が悪くなってお客様が定着してくれません。その原因の多くは、あなたとの相性が悪い客層と付き合っているからにすぎません。
どんなにお金持ちでも、どんなに優良客層であっても、あなたとの相性が1番です。
あなたにとって、もっとも歩留まりが良い客層は誰なのか?を丁寧に考えるんです。
ここがズレると、結局お客様はどんどん他へ流れていってしまいます。
これが「ソダテル」から先に考える理由のひとつです。
1番育つ客層を決めることです。
次に、売り方です。
その客層が1番求めるであろう商品の強みを探し出していきます。
歩留まりが良い客層が、1番こだわるポイントをサービス化したり、質を高めていくんです。
次に、ため方です。
信頼を積み上げていくために必要な交流手段を検討していきます。
定期的なイベントなのか?交流会なのか?SNSなのか?
最後に、集め方です。
広告?イベント?展示会?SNS?
集め方に関しては、ソダテルがうまく設定できていれば、クチコミによる集客が増えますのであくまでも最初のキッカケとしての集客です。
この場合考えるポイントは「大元」へアプローチするということです。
最小の費用や労力で、大きな成果につながるようなところへアプローチすることです。
YAMAHAの川上源一さんが、ピアノ事業のシェアを拡大させるためにまず営業したのが、産婦人科に来ている妊婦さんたちだったそうです。
子供が生まれる前の妊婦さんに、将来の情操教育としてピアノの営業をしてシェアを伸ばしていったわけです。
将来、大きく伸びる1番手前に営業する、という発想も考えておくと良いかもしれません。
起業・創業してから悩むのが、顧客開拓です。
ベストは起業前にしっかり作戦を立てておくことです。
ぜひ考えてみてくださいね。