ジャイロ総合コンサルティングの渋谷雄大です。
連休で講演会がないため、わたしが太っていた頃の写真で勘弁ください。
6年くらい前まで80キロありましたが、ダイエットして60キロまで落としたんですね。
ある意味で、今日のテーマに近いかもしれない。
起業を考えている人にぜひアドバイスしておきたいことがあります。
それは起業して1年間は、自分一人で事業の力で会社を成り立たせてください。ということです。
もちろん従業員を雇うな、という意味ではないです。
経営者はすべての仕事に精通する必要はありませんが、すべての仕事の流れを体感しておく必要があります。
とくにスタートアップ時期は、様々な想定外の事態が起こりえます。
例えば、人材が急にやめてしまって、社長がひとりになってしまう。なんてこともあり得ますね。
そういう時のためにも、全ての仕事をやって(知って)いなければ、対応が難しくなってしまします。
仕事の流れや実務は知っておくためのも1年間はできるだけ関わってください。
経理もです。
急な事態が起こった時に、頼りになるのは自分自身の力です。
経営者は最後は自分自身でケツを拭かなければなりません。
誰かのせいにできません。
何かが起こった時に先陣に立って、指揮できるようにしておくんです。
騙されないためにも必要です。
特に多いのがホームページ。
「おれホームページとかIT苦手だから」って知らないのに何故かホームページを作りたがるんですね。そういう人が騙されちゃう。
誰かに頼むにしても、自分自身で最低限は知っておかなければならないです。
後からどんなに文句を言っても後の祭りなんです。
事業再生のプロである三枝匡さんが書いた経営書(戦略プロフェッショナル?)にも書いてありましたが、経営状況が悪化するケースの多くは下記の状態に陥った時。
創る(試作)
↓
作る(製品化)
↓
売る(販売)
この3つの基本の流れが分断された時に組織は停滞しはじめます。
規模が大きくなり、それぞれが部門で分かれるようになる。
そうすると製造部門と販売部門に乖離が起こり、それが企業の競争力を奪っていきます。
経営者自身が、すべての仕事のプロセスの流れをしっかりと把握することが、経営を安定させる上で重要なポイントのひとつなんです。
現場も経営も広告宣伝も、経理もすべてひとりでこなすのは大変かもしれませんが、それが2年目以降の自信と下地になっていきます。
ぜひ1年目は自分で仕事をこなしてみてくださいね。