起業を考えている人がまず学ぶべきことは「逃げ方」だよ!

2019/5/28

ジャイロ総合コンサルティングの渋谷雄大です。

先週土曜日からSAITAMA起業塾がスタートしました!

さいたま市産業創造財団「SAITAMA起業塾」開催のお知らせ

おかげさまで元々は定員25名のところ、40名近くの応募があったようで急遽定員を30名まで増員してにスタートとなりました。
ということで会場はちょっと窮屈そうではありましたが、お互い交流する上ではこのくらいの密度のほうが盛り上がって良い感じでしたね。

今回のSAITAMA起業塾は、5日間の講座のうち4日間を担当させていただくことになっています。

ですので私が13年ほど起業支援をしてきた経験をすべてお伝えできるので楽しみすぎます!!

同じような起業塾が船橋で7月6日(土)からスタートします(ふなばし起業スクール)ので、興味がありましたらぜひご参加お待ちしています!

起業成功のためにはやめ方・逃げ方をまずは学ぼう

SAITAMA起業塾でもお伝えしたことですが、起業してうまくいく方法のまえに、失敗したときの撤退の方法や再起の方法を学ぶことが先なんです。

撤退経路をまず決めることで、思い切って起業に踏み出すことができるようになるんです。

先週のSAITAMA起業塾でも、講座のスタートから「まずは逃げ方を学びましょう!」という話から入りました。受講者の多くは、?????となっていましたが、講座の最後には分かっていただけたようです。

なぜこれをお話するかと言うと、多くの人は、余裕がなくなるまでギリギリまで頑張ってしまう!んです。

資金がほとんど底を付く。でも借金しながらギリギリまで続けようとする。

でも資金がなくなる寸前まで頑張ってしまうと本当に首が回らなくなってしまいます。

例えば、自己破産費用はトータルすると数十万円から数百万かかることがあります。

下手をすると自己破産費用が払えないという人を以前見たことがあります。

自己破産そのものは5〜7年ほどは信用がなくなりブラックリスト入りし、官報へ掲載。さらに一定の職業に付けません(取締役など)。

もちろんはじめから自己破産をあたまに入れて起業するなんて不謹慎だ!と思う人もいるかも知れませんが、撤退の知識を学んでおくことはとても重要なことです。

逃げ方がわからないことで、再起の道が閉ざされることは良くあることです。

今、伸ばしている経営者の中でも、何回も事業を失敗して畳んだ。数回目の事業で成功を収めた経営者も多いんです。

こういう経営者の特徴は、逃げ方を知っている。という点です。

致命傷にならないようなデッドラインを知っているんです。

そのデッドラインを切りそうになったら、すばやく撤退しています。

私の知り合いの経営者も、事業が本当に厳しくなる前に撤退をして、別の事業で再起した人がいます。

起業や創業で成功するためには、うまくいく方法を探すのではなく、失敗しない方法を学ぶこと。さらに言えば、失敗したときの逃げ方を学ぶことがまずは最優先なんです。

成功は運。失敗は勉強不足。

成功するかどうかは「運」だと思っています。様々な経営者が「時代が早過ぎた」といって新事業を撤退した姿をみたことはないでしょうか。

どんなに優秀な経営者であっても、時代に合わせて最適な事業を、最適なタイミングで打ち出すのは非常に難しいんです。特に、今のように移り変わりが激しい時代はさらに難しい。

ハッキリ言って、その事業が当たるかどうかは「運」「タイミング」だと思います。

たまたま勘があたって成功する。

もちろん成功した経営者は計算したというと思いますが、現実問題、タマタマだと思っています。

逆に失敗するときは、かなりの部分で共通しています。

その一つが、撤退が遅れてしまうこと。です。

その他、資金繰りの問題や、従業員の離脱、経営者の暴走、外部環境の急激な変化、などある程度特定ができるんです。

ですから、最悪の失敗は勉強しておくことである程度は防ぐことができます。

経営というのは、継続することが前提です。

継続さえできていれば、運を掴むためのチャンスは続いていきます。確率論としては、長く続ければ続けるほど当たる可能性が高くなっていくわけです。

失敗しない、潰れない、を学ぶことがとても大切なことなんです。

その上で、付加価値や差別化といった成功するための方法論を学んでいただきたいです。

ということで、もしこのような内容に興味があるかたは、ふなばし起業スクールでお待ちしています!


起業を考えている人がまず学ぶべきことは「逃げ方」だよ!

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