商工会議所・商工会はどんどん使い倒した方が良い!

2019/4/22

ジャイロ総合コンサルティングの渋谷雄大です。

週末は2冊本を読みました。
どちらもTwitterの友人が出版した本ですが、読みやすく内容も濃いのでおススメです。ちなみにこの本はPOD(プリント・オン・デマンド)とという手法で出版されたものです。

一言で言えば、注文が入るたびに印刷・製本して発送する形式の出版です。
なので在庫はいらないです。そのかわり書店には置いておらずAmazonでの販売のみです。

これからこのような出版形式が主流になっていくのではないでしょうか。

さて、今週は水曜日に長野県の下諏訪商工会議所で商工会議所の使い方セミナーというテーマで登壇させていただきます。

4/24商工会議所が良薬となる 使い方セミナー | セミナー | 下諏訪商工会議所

商工会議所さんや商工会さんとは、私は中小企業診断士を取得した時からずーーーーっとお世話になっています。
なので14年ほど商工会議所や商工会でお仕事をさせていただいているということになります。

ということで、最近のテーマとして「商工会議所の使い方」についてお話しして欲しいというお問い合わせが増えているんですね。

商工会議所・商工会の役割

そもそも商工会議所と商工会は全く別の組織だってことを覚えておきましょう。
商工会は中小企業庁の管轄。
商工会議所は経済産業政策局の管轄。

監督官庁が全く異なりますが、大元は経済産業省管轄。

ただし基本理念はどちらも同じで、地域の中小企業の支援を目的に活動している団体です。

では何をしているのか?ってことですが、

一言で言えば「経営の町医者」だと思ってもらえればいいでしょう。

「ちょっと風邪気味だな」って思ったらまずは町のお医者さんにみてもらいにいきます。そこで診察をして簡単な検査をして、もし重大な問題があった時には専門医につないでいきますよね。

商工会や商工会議所はまさしく、経営の町医者です。

町医者で診断をして、症状によって的確な専門医につなぎます。

例えば、売上に関することであれば私のような専門家に。
資金繰りの問題であれば、銀行や政策金融公庫などの金融機関へのつなぎや、融資の相談など。

彼らの人脈はすごいです。

それぞれの専門家を抱えており、適切な専門家とのつなぎをしてくれます。
もちろん風邪の初期症状であれば、自らが治療もします。

商工会議所や商工会議所の支援内容は多岐にわたります

例えば、地元のお祭りや貸し会議室を貸していたり、青年部などの会合などを行なっている印象があります。

そういう雑多な仕事も担っていますが、本業は経営の町医者です。

小さな会社や中小企業にとってむちゃくちゃ便利なサービスが山のようにあるわけです。

いくつか挙げると、

・私みたいな専門家をほぼタダで派遣してくれる。

・講師を呼んでセミナーを開催してくれる(ほぼ無料)。

・補助金や助成金のお手伝いをしてくれる。

・融資のお手伝いをしてくれる。

・記帳指導のアドバイスをしてくれる。

・確定申告などのお手伝いをしてくれる。

などなどです。

しかも会費を払っていればほぼ無料です。
会費も年間数万円ですから、事業者は入らない手はないです。

ただし注意点があります。

それは自らが使い倒すということです。

こういう機関ですから、案内を待っているだけではメリットを享受することは難しいです。
こちらからどんどん相談にいくことです。

そうすることで商工会議所や商工会は丁寧にアドバイスをしてくれます。

使い倒す覚悟でいけば、会費の数倍のリターンをもたらしてくれる場所です。

正直、組織名がイマイチなので、小難しい場所だし、何をしてくれる場所か分かりにくい。

だから距離を置く事業者が多いんですね。

ただうまく使いこなしている事業者はむちゃくちゃメリットを受け取っています。

使えるものは使う。

ぜひ使い倒してみましょう!
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