Twitter=弱い人脈・Facebook=強い人脈

2019/3/14

ジャイロ総合コンサルティングの渋谷雄大です。

昨日は関西ペイントのリフォームサミットという会でSNSセミナーを担当させていただきました。
たくさんの受講者がTwitterをはじめてくださいました。

FacebookとTwitterの違い

ここ最近はTwitter活用をメインでセミナーをさせて頂いています。
FacebookからTwitterへの流れが進む中で、FacebookとTwitterって何が違うの?と聞かれることが多いんですね。

なので、FacebookとTwitterの違いを簡単に解説します。

結論は簡単です。

Facebookは今いる人+リアルで会った人との交流の場所。

一方、Twitterは新しいつながりを持った人との交流の場所。

分かりやすいのがコメント欄です。

以前のFacebookでしたら、新しい人がコメントを入れるケースも多かったと思いますが、現状のコメントのやり取りは毎回決まったメンバーとの交流が多くなっていると思います。ですから日頃からやり取りのある取引先や友人との交流ツールになっています。

一方、Twitterのリプライ欄(コメント欄)の場合、特定のフォロワーさんからのリプライもありますが、新しい人がリプライを入れるケースも多いです。コメント欄が開放されているイメージです。

興味を持った人であれば、誰でも話しかけることができるのがTwitterです。
Facebookは、一度でもお会いしたことがある人や、何かしらのつながりがある人と話す場所ということです。

このように全く役割が異なるのがFacebookとTwitterです。

どちらが良い悪いの話ではないんですね。

今後、SNSというものは役割ごとの細分化されていくと思います。

Facebook=既存顧客やリアルでつながった人とのやり取りの場
Twitter=新しいつながりを持つキッカケを作る。つながりをもった人との交流の場

ビジネスには2つの人脈のバランスが必要

この話は何回も書いていますが、とても重要なので改めて書かせていただきますね。

海外の経営学のスタンダードになっているのですが、成長し続けている企業の経営者には2つの人脈をバランス良く持っているケースが多いという話です。

ひとつは強い人脈です。

強い人脈というのは、会社の同僚、サークルの仲間、商工会議所などの青年部の集まり、お祭りの実行委員会のようにお互いが目的のために強力な信頼関係で結ばれている繋がりのことです。強い人脈は、プロジェクトなど取り組みを推進させるうえで強力な力を発揮させる原動力になります。

一方で、柔軟な考え方や新しい価値観を受け入れにくくなると言った硬直性が強くなりがちです。

Facebookは、この強いつながりを維持する上でとても有効なSNSだと言えます。

もうひとつは弱い人脈です。

弱い人脈というのは、交流会ではじめて名刺交換した相手、飲み屋でたまたま隣に座って意気投合した人、SNSなどのオフ会で会った人など比較的軽めの繋がりのことを言います。弱い人脈は、幅広い価値観の人たちとの出会いが多くなるため、新しい価値観にふれる機会が多くなり柔軟な考え方を持つことができます。

一方で、物事を強力に推し進めるような推進力には欠けるといったデメリットもあります。

Twitterは、弱いつながりを発生させる上で非常に強力な武器となります。

そして日本人の多くは、強いつながりを好む傾向があると言われています。
要するに、知っている人とつるむといったケースです。連れションなんてその好例ですね。

成功している経営者の多くは、人脈のバランスを保つように日頃から意識をしているようです。

強い人脈は実は放っておいても強くなっていきます(日本人が好きなので)。
だから経営者は、日頃から弱い人脈を意識的に増やすことが重要となるんです。

気がつくと、いつもと同じ人と会っている。
顔なじみと話をするのは確かに安心かもしれません。
しかし安心=停滞という側面もありますから、弱い人脈を増やすものとしてぜひ活用してみましょう。


Twitter=弱い人脈・Facebook=強い人脈

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