ジャイロ総合コンサルティングの渋谷雄大です。
昨日は静岡商工会議所でSNS活用セミナーをやってきました。
↓11月に実施したSNS活用セミナーの追加開催分です。
あまりにも申し込みが多くなってしまいキャンセル待ちが50名を超えてしまったようです。なので今回は追加開催分ということでキャンセル待ちの方々50名様にご参加いただきました。
情報を隠す時代はもうおしまい
例えばですが、一般的なセミナーの場合ですと、「スマートフォンによる音声の録音や写真撮影はご遠慮願います」というアナウンスをされますが、私の場合は真逆で「スマートフォンによる音声録音や写真撮影は歓迎です」という風にアナウンスしてもらうようにしています。
別の例ですと、コンサートなども少し前までは「撮影、録音禁止」が当たり前でしたが、DA PUMPや桑田佳祐、ゆずなど様々なアーティストが撮影OKに変わってきています。
もう様々な情報を隠し続けることが難しい時代になったということではないでしょうか。
人が商品を購入する際にまず取る行動が「SNS検索でクチコミを探す」です。
ネット検索は、SNS検索で評判をチェックしてからという話もあるくらいです。
ですからSNS検索をされる段階で、購入者や使用者のクチコミが出てこない場合。ましてや売り手自らが発信している情報などがでてこないということはそもそもの選択肢から外れている可能性があるってことです。
そういう意味では、そのセミナー講師が何を話して、受講した人が何を感じたのか?そういった生の声を、まだ参加していない人たちに向けてSNSの波に乗せて上げる必要があるんです。
また講師自身も、自分の考え方、こだわり、などをしっかりと発信することが求められます。
受講者は、講師の考え方や実績などをみるようになってきています。
セミナーチラシに載っているような「講師プロフィール」は信用されない時代になっているってことです。チラシの講師プロフィールを読んだら、SNSで講師を検索するんです。
SNSセミナーをやっている講師をSNSで検索してみると、最終更新が1年前だった。とかはザラにありますね。更新はしているんだけど、いいね!やコメントなどが皆無で、なんだか自分のほうが上手くやっていそうだな。っていう講師も多いんですね。
もうメッキはすぐに剥がされる時代なんです。
しっかりと活動して、結果を残している人だけが、選ばれる時代です。
コンサルタントは自分が結果をださなくても良いのか?
これは結構言われます。
先程のSNS講師の件で言えば、コンサルタントは人を指導するのが仕事なので、自分自身は別なんです。って。
でもある著名コンサルタントも言っていましたし、それに私も100%同意なのですが、自分の成果の半分くらいしたクライアントには成果を出させることはできないよ。って。
要するに、コンサルタントが100の結果をだしていたとすると、そのクライアントは50の結果しか出させることはできないってことです。クライアントに100の結果を出させようとするなら、コンサルタントは200の結果を出していないと実現させて上げられないってことです。
理由は簡単です。
その世界を知らなければ、教えることなんてできないからです。
100の世界をみたことがない人には、100の世界を想像することはできても、実務的な細かな部分まで指導できません。コンサルタント自身が100の世界をみているからこそ、50の世界を教えることができるわけです。
SNSも全く同じで、コンサルタント自身が、100の世界をみていないのに100の世界を教えることはできないんです。せいぜい50までです。
営業コンサルも、自分が売ってきたレベルの半分くらいしか相手を売らせることはできない。
そしてSNSがなかった時代では、そういうことをいくらでも隠すことができたわけです。でも今の時代、すぐにそういうメッキが剥がされてしまう時代になっています。
誰でも簡単にコンサルタントになれる時代になった一方で、コンサルタントの実力もすぐに見破られる時代になったということをよく考えておきましょう。
富士山キレイだった。