昨日は大阪で企業向けの研修会の講師として6時間研修をさせていただきました。
前半3時間は、「タイムマネジメント研修」
後半3時間は、「ミス防止研修」
時間管理とミス防止に関するものですが、正直に言って、真面目にやると全然面白くないテーマでしたので、色々と趣向を組み込んで終始わらいの絶えない研修へと変容させてしまいました。
自社で実施したいという方がいればお問い合わせくださいね(軽めのPR)。
ミス防止研修のなかでもお伝えした内容です。
ミスには3つのタイプが存在しているって知っていましたか?
しかもそれぞれの性格によって、やってしまうミスに偏りが出るんです。
まずは自分自身がどんなミスをしやすいのか?
を自己認識することが、ミスを防ぐ際には大切なんです。
「見間違い、聞き間違い、勘違い」なんかが当てはまりますね。
NLPという心理学で言えば、視覚優位型の人間に当てはまりやすいです。
視覚優位型=インスタ映え型と勝手に呼んでいますが、流行りものが大好きで、思いついたらまず行動したい、常に前のめりで人より先に動き始める。みたいな人のことです。
また特に起こりやすいのが、ベテランもしくは新人に起こりやすいです。
ベテラン×視覚型だと、たとえば仕事内容を上司に伝えるのですが、ひとこと言っただけで「みなまで言うな」的に勝手に仕事の内容を推測してしまう人のことです。
もしくは一生懸命話しても、「そんなの知っているから」という雰囲気をかもし出しながら軽い頷きを連発するようなタイプです。
丁寧に話を聞かないものですから、はやとちりしてしまうんです。
解決策は、一歩踏みとどまるための仕組みを考える。ことです。
たとえば、衝動買いしたくなってAmazonだと1クリック注文ができますが、その機能を停止させて、一旦落ち着けるステップを組み込むなどです。
「頭でっかち」「動いてみたら思うようにいかなかった」なんかです。
自分の後頭部を待ち受けにしていませんか?(頭でっかちと後頭部つながりなだけで内容とは関係はありません)
NLPで言えば、聴覚優位型の人間が当てはまりやすいです。
聴覚優位型=物事を理屈で考えて、論理的にちゃんと整理をしたいタイプです。数字が正義。ロジックにはまらないものは信じない。理解できないものには蓋をする。行動するまでとても慎重。
みたいな人ですね。
頭で整理して実際にテストをしない傾向が高いため、実際に動いてみると起こる想定外に対応できないんです。
頭で考えていたのと、実際に動いてみたら違った。という状況に陥りやすいのがこのタイプです。
解決策は、声出し確認しながらのリハーサルです。声を出しながら、確認作業をすることで理屈と行動が連動していきます。聴覚型は音に敏感ですから、声出ししながらが効果的となります。
「忘れていた」「うっかり」「記憶がない」なんかですね。
うっかり服を着たままお風呂に入ってしまったことなんかありませんか?
NLPで言えば、身体感覚優位型がハマりやすいです。
身体感覚型=全体像でものごとを把握するタイプで、細かなディティールや数字などの部分を大枠で捉えるのが得意です。あとは人柄を信用しやすい。根拠はないけれど行けそうな気がする〜。ってタイプですね。
このタイプは、大体で覚える傾向があるため、単純なポカミスが多くなりがちです。
解決策は、メモを取る。失敗した時に対処法を決めておく。です。この対応はどんなに防止しようとしてもミスはしてしまうタイプです。だからこそミスした時の対処法をあらかじめ決めておくことが大切なんです。
もうひとつはメモを取るですが、身体感覚優位型は、字を書くことは大好きなのですが、一言一句書き留めるクセがあるので抜け漏れが文字数が多くなってチェックミスが起こります。
ポイント(TODO)だけ色を変えるなど、その書き方を工夫することでミスを減らすことができるようになります。
このようにそれぞれの性格によって、犯しやすいミスは変わってきます。
あなたはどのタイプですか?
ほかに対処法があったら教えてくださいね。
]]>昨日は東京都内でミス防止研修というテーマで研修をさせていただきました。
ということで今日はミスが起こる原因についてです。
ミスが発生する原因の多くは「ヒューマンエラー」です。
人がミスをするケースが大半だということです。
ではそのミスが起こる原因は当たり前ですが、注意不足がかなりの部分を占めますね。
注意にはいくつかの特性があります。その特性を知った上で対策を考えることがとても大切です。
【注意のルールその1】ひとつの事柄に集中すると、他は不注意になる。
【注意のルールその2】注意すればするほど、その範囲は狭まる。
【注意のルールその3】注意の総量は決まっている。
【注意のルールその4】眠くなると注意の総量は減少する。
【注意のルールその5】注意には、自ら集中する攻めの注意と、周囲から強制される受け身の注意とが存在する。
【注意のルールその6】視覚より聴覚で訴えかけた方が注意を引きやすい。
歩きスマホなんかが典型的な例でしょう。
スマホを操作している間は、他が手薄になるというのが注意のルールです。
人は本来、複数のことを同時に処理することが苦手です。
マルチタスクではなく、シングルタスクの方が効率が上がるというデータもあります。
わたしは大丈夫だ!と思わないことが大切です。
ミスが発生する原因の中に、自信過剰というものもあります。わたしだけは大丈夫。と思っている人ほどミスを犯した時の危険度は上がりやすいと言われていますので注意しておきましょう。
近視眼的発想という言葉がありますが、集中すればするほど狭い範囲へのこだわりが強くなります。
職人さんなんかがその傾向に陥りますよね。
目の前の仕事に集中すると、そのほかのことには目も向けなくなってしまう。当然、集中すればそれだけ効率は上がりますので、効果は高くなりますが、一方で道を外しやすいというデメリットもでてきます。
集中する前に、どの方向に進むかを決めてからスタートさせましょう。
人それぞれ注意の総量は決まっています。
1日の中で溜まっている注意の総量から分配していきます。
そしてその注意は、睡眠をとることでまた満タンにすることができます。
もちろんトレーニング次第で、注意の総量を増やすことは可能です。
そして使う、注意の量は興味の度合いで変わってきますね。
興味のあることへの取り組みは、少ない量で高い注意力を発揮できる。燃費が良い。
興味のないことへの取り組みは、多くの量が必要となる。アメ車。
当然、普段生活しているだけで注意は減少していきます。
昼食後の昼下がりには、多くの注意が消費されてしまいます。
ですので、オススメは時間帯ごとに注意量の燃費を書いておくことです。
朝一はスタートなので、燃費が少なくて良い仕事ができる。
午後イチは、眠くなるので燃費が悪くなる。
ミスが起こりやすいのは、燃費が悪い時間帯です。
ですからそういう時は、ミスをしても損害が大きくならないような仕事をいれることです。
人は必ずミスをします。
ですからリスクが高い仕事とそうでない仕事を分けておいて、ミスしやすい時間帯にはリスクの低い仕事をいれるという発想も必要です。
注意には受け身と攻めが存在しています。
自分自身で決めた仕事にたいする注意。
人から強要された仕事に対する注意。
自分主体か、他者主体かによって注意力は変わってきます。
電車の車掌さんが、点呼をしたり指差し確認をしていますね。
これが聴覚情報で注意を促す例ですね。
特に聴覚情報というのは受け身の場合に有効と言われています。
人は文書で指示されても、注意を払いにくいです。
一方で、声かけや声出しをすることで、注意レベルを上げることが可能となります。
注意力が低い人は、声出しや声かけを増やすことがとても大切です。
今やLINEやメッセンジャーなどで、打ち合わせをする時代でもありますが、受け身の相手に対しては電話や対面などの聴覚情報に訴えるツールを使った方が注意を促しやすいということです。
逆に、自ら仕事をこなす攻めの方はLINEやメール、メッセンジャーでも良いということです。
相手によって対応を変えることも必要ですね。
というように、注意にもポイントがあります。
そういったポイントを理解した上で、仕事をしていくことでミスを事前に防止することができるようになります。
昨日は久喜市商工会でPOP作成セミナーをやってきました。少人数だったからこそコミニュケーションを取りながら楽しく実施させていただきました。
今日は東京都内でミス防止のためのコミニュケーション研修という研修をおこなってきます。
ミスの80%は人が原因だという調査結果があります。どんなに完璧な人間であっても、ミスをゼロにすることはとても難しいんですね。
ミスにもいろいろと発生原因があるのですが、大きく分けて3つの原因があります。
見間違え、聞き間違え、勘違い、などのケースで、そもそも認識違いで発生するケースがありますね。
ベテランになると、自信過剰や価値観が固定化しているために、注意散漫になってミスを犯すケースです。これはルーチンワークでは良いのですが、少しでもイレギュラーな内容が入ってくるととたんにミスを犯すタイプです。
逆に新人の場合は、解決方法がわからない、そもそもの手順がわからないなどの教育不足で怒ってきます。
実際に動いたけれど動き方を間違えてしまうミスですね。
人は視覚情報(文書)よりも、聴覚情報(声出しなど)のほうが注意を向けやすいという特徴があります。ですから点呼や声出し確認というのは、動作のミスを防ぐうえではとても大切な方法となります。
3つめはやり忘れ、記憶違いなどによって本来動かなければならないものを動き忘れてしまうというケースです。
これはメモをする。などで防いでいくことが必要となります。
「はやとちり」の特性を持つ人は「視覚優位」と呼ばれる人によく見られます。先読みが得意なので、一歩先を勝手に判断して勘違いにつながってしまうというものです。
「理屈っぽさ」の特性を持つ人は「聴覚優位」と呼ばれる人によく見られます。頭で物事を考えるのが好きなので、実際に動いてみると体が思うように動かないというケースです。
「天然ボケ」の特性を持つ人は「身体感覚優位」と呼ばれる人に多いです。これは雰囲気で物事を判断しやすいため、抜けや漏れが起こりやすくなるというケースです。
それぞれの特性に合わせて、どんなミスを起こしやすいのか?を理解しておくことでミスを防止につながっていくんですね。
という研修を今日は行ってきますよ。