昨日は高崎商工会議所で、効果測定セミナー(入門編)の講師としてお話しさせていただきました。
正直に言えば相当地味な内容のセミナーでした。
でも確実に中小企業の多くは、この効果測定ができていないがために折角の販売促進が思うように成果につながっていないとも言えます。なんといっても地味ですから。
講座ではこのような内容。
上はツイッターの分析ができるサービス「みんなのツイッター分析」の画面。
私自身は自分だけではなかなか分析しきれない(自分で自分のことは良く分からない)ため、こうやって分析サービスを使いながら改善点を常に確認しています。
おかげさまでフォロワー数も順調に増えています。
けいすけデータ分析のプロさんのツイート: "#みんなのツイッター分析 をやってみるだけじゃ効果が無い!分析の結果を何度も何度もフィードバックしましょう
たけひろさん( @kukkin999 )は短期間にフォロワー増加ペース1.5倍になってますね!
ツイートを見れば相当考えてツイッター運用してるのがわかります!まだまだ伸びそう!… https://t.co/OZGNBn3KXP"
気になる方はどうぞ。オススメできるサービスです。
【購入者特典あり・2018年9-10月利用権】みんなのツイッター分析はじめました|けいすけ|note
私は創業セミナーや経営セミナーで、「まずは実行してみよう!」って伝えます。
しかし実行しただけでは必ずどこかで壁にぶつかってしまいます。
そんな時のために必要なことが、効果測定です。
日々の実行内容のデータをしっかりと蓄積し、改善につなげていく。
そんな繰り返しが販売促進の効果を高めていくんです。
残念なことに、今の時代は簡単に売れる時代ではなくなりました。
色々と組み合わせていかなければならない時代。
特に、昔のようにチラシだけ撒いていれば良い時代ではなく、さまざまなツールを複合的に使いながらトータルで売っていかなければならない時代です。特に小さなお店や会社は限られた人員やお金の中でやるわけですからそれは大変。
だからこそ、ひとつひとつのツールの効果測定をしっかりと行いながら、行動した内容の成果を高めていかなければならんです。
例えば、私のツイッター分析はこうです。
下記は、今月あたまに実施した分析結果です。
「投稿数が少ないので月800ツイートを目指しましょう。」
1日あたり26ツイートです。
なので忠実に実践してみました。
しばらくしての変化(10/24現在)。
フォロワーも増えてきていて、今の課題はプロフィールへの誘導です。
ですから先ほどアイコン写真を変えました。
これでまたデータを見ながら伸び率をチェックしていきます。
ブログや自社で作っているウェブサイトでも同じことをしています。
効果測定セミナーでお伝えさせていただいた中でとっても大切なことは「課題の明確化」です。
漠然と結果を確認しているだけでは、なかなか成果につながっていかないのが現実。
まずは仮説を立てて、課題を明確にすることが大切なんです。
具体的にどうするか?
まずはプロセスを分解するんです。
私は営業畑の出身です。
もといた会社では、営業の行動を徹底的に分解しデータとして蓄積。成約率が最大になる行動パターンを設定していました。
例えば、事前準備の時間。やたら事前準備に時間を割いてしまい、営業に行かない人がいます。なので最もパフォーマンスが高くなる準備時間を測定します。
雑談の時間。僕の場合は5分の雑談が一番成約率が高い。なので5分以内に雑談を終えます。雑談好きな人っていますよね。それが成果にどうつながっているのか?測定しないと分からないわけです。
そんな調子で、私自身がもっとも成約しやすいパターンを導き出すんです。
そうすると成約率が落ちた時に、「もしかして雑談時間が伸びてない?」って見えてくるんです。
これが課題の明確化です。
何が原因なのか?それを探っていくためにも日々のデータ蓄積と観察は欠かせないんです。
多くの中小企業はやりっぱなし。
一番大切なことは、やったことに対してどう成果が変化するのかを定点観測し続けることなんです。
その繰り返しこそが、本当に安定した売上につながっていくんです。
地味だけど効果測定セミナーはオススメです。地味だけど。
]]>昨日は綾瀬市商工会で創業塾の講師としてお話ししてきました。
そして昨日、名古屋商工会議所の創業塾を卒業された方がネットショップをオープンさせました。これからが勝負ですから頑張ってくださいね!
ネットショップをオープンさせたTATEYAさんへの応援メッセージです。
私もいくつもウェブサイトを持っていますが、とても大切なことは観察することです。
オープンさせることにすべての力を注ぎ込んでしまい、オープンしてから何もしなくなる人を良く見かけます。
目標地点が、ウェブサイトのオープンになってしまっている。
実店舗も同じですが、当初のレイアウトやメニューはお客様がいない状態でのあくまでも仮説状態なんです。たんなる予測。
でも実際にオープンさせて稼働させていくと、色々なところに気が付きます。
実店舗の場合は、目に見えやすいので改善も比較的容易なのですが、ネットショップの場合は、見た目の変化やお客様の行動を直接目で見ることができません。
ウェブサイトでは、アクセス解析がとても大切。
どのようなルートから来訪し、どのページを良く読み、どのページから問い合わせするのか?などの動線を視覚化するツールです。
一番オーソドックスなツールは、Google Analytics。
日々のアクセス数だけではなく、直帰率や離脱率、ページ滞在時間や検索キーワードの分析などが無料でできるツールです。
ほかにも下記のようなヒートマップという仕組みも存在します。これは来訪者がウェブサイトのどの部分をよく見てクリックするのかなどを視覚的に表示させてくれる動線を確認するツールです。(下記は当社が運営しているセミナー&研修ネット)
このツールは、UserHeat(https://userheat.com)という無料で使えるものです。
私は毎日2時間程度は、ウェブサイトを眺め続けます。じっくり観察することで、改善点が見えてくるものです。
作ったら作りっぱなしが多いウェブサイトが多い中で、頭が飛び抜けるサイトというのは、運営者がしっかりと観察し続けて、小さな改善を常に行っている点です。
観察することで、利用者の視点に立つことができるようになります。利用者の視点に立ったときに、使いにくさや問い合わせしにくさ、文章のわかりにくさに気がつくことができるんです。
ぜひこれからが勝負です。
頑張ってくださいね。
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